Postfix セカンダリメールサーバを構築


セカンダリメールサーバとは

セカンダリメールサーバとは、メインのメールサーバに障害が発生したときに、

かわりにメールを受信してくれます。

そして、メインのメールサーバに対して再送を試みます。

ここでは、Postfixのインストールなど基本的な設定は省きます。

ドメインが「xxxx.jp」と「xxx.com」のセカンダリメールサーバを構築します。

main.cfに追記 or 編集。

> vi /etc/postfix/main.cf

#transport_mapsを指定
trasnport_maps = hash:/etc/postfix/transport
#「xxx.jp」と「xxx.com」宛てメールのリレーを許可
relay_domains = xxx.jp,xxx.com

/etc/postfix/transportを作成。

> vi /etc/postfix/transport

xxxx.jp  smtp:[mail.xxxx.jp]
xxx.com  smtp:[mail.xxx.com]

smtp:[ ]内にはxxxx.jp, xxx.comのメールサーバのFQDNを記載します。

transportファイルを作成したら、postmapコマンドによってhash(.db)形式にします。

# postmap /etc/postfix/transport

設定を反映する。

# postfix reload

これでセカンダリメールサーバとして稼動します。

再送について

第一回目の配送に失敗した場合、miminal_backoff_timeので設定されている秒数(デフォルト1000秒)

経過すると再送します。

次回以降は再試行までの時間間隔を倍にしていき、

maximal_backoff_timeに設定されている秒数(デフォルト4000秒)に達すると

maxmal_queue_lifetime (デフォルト5d [5日間])経過するまで、maximal_backoff_timeの間隔で再送を試みます。

DNSサーバに登録

xxxx.jpとxxx.comのDNSサーバに、セカンダリメールサーバを登録します。

MX 10  mail.xxxx.jp   ←メイン
MX 20  mail2.secondary.jp ←セカンダリメールサーバ

セカンダリメールサーバの優先順位を20として、メインより低くします。

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